日本におけるAMLの遵守リスクベースアプローチ
FATF(Financial Action Task Force:金融活動作業部会)によるアンチマネーロンダリング(AML)およびテロ資金供与対策(CFT)の枠組み遵守に関する第4次対日相互審査のオンサイト・レビュー(訪日インタビュー)が今秋行なわれた。これにあたり、地方銀行や信用金庫・信用組合をはじめとする多くの金融機関は、従来通りの「手続きベースのアプローチ」から「リスクベース・アプローチ」に移行するよう尽力したはずだ。そのなかで、この問題の基本原則を把握することの困難さを痛感したことだろう。